【弾丸乗継】 3便連続!弾丸乗り継ぎレポート

【弾丸乗継】 3便連続!弾丸乗り継ぎレポート

世界一周ルート
3便連続搭乗!弾丸乗り継ぎ開始!!
眠い目をこすりながら、朝5時に起床。
さあ、2日目の今日は最終目的地のロンドンまでなんと「3便連続搭乗」のハードな弾丸移動日だ。欧州の加盟メンバーであるフィンエアー(フィンランド航空)とエア・ベルリンの本拠地ハブ空港とワンワールド アライアンスの欧州内乗り継ぎサービスをしっかりと取材。
前の晩のバンコク到着時に空港内の「トランスファー(乗り継ぎ)センター」で、今日のバンコクからロンドンまで乗り継ぐ3便すべての搭乗券を発行してもらっているため、ホテルをチェックアウト後、すぐ隣のラウンジ(フィンエアーが委託)で朝食を食べ、そのまま直接ヘルシンキ行きのフィンエアー搭乗ゲートへ向かった。タイに入国せず、空港内での宿泊だったので、ギリギリまで部屋で寝ていられることに加え、空港での煩わしいチェックインや混雑する出国審査とセキュリティーチェックがないため、極めて楽である。

ヨーロッパへはフィンエアーで最短最速
日本からヨーロッパ30都市へ、最短距離で無駄なく乗り継げるフィンエアー「Via Helsinki」
フィンエアーは「実は、欧州へ最短最速」の宣伝キャッチコピーの通り、日本やアジアからシベリア上空を越えると、すぐそこがフィンランド。通常は日本からヨーロッパまでは12時間前後かかるが、ヘルシンキならなんと9時間半という最速アクセスが可能。日本からは成田(毎日1便、週7便)、名古屋(毎日1便、週7便)、関空(毎日1便、週7便)の3都市から就航!(便数はすべて2013年夏ダイヤ)ヘルシンキだけではない。日本から最短最速のヘルシンキ空港では、フィンエアーの欧州内路線への乗り継ぎ時間も短く設定されているため(35~40分)、ヘルシンキ経由でヨーロッパ30都市※も日本から最短最速で結んでいるのだ。たとえば、日本から直行便がないベルリンにフランクフルトを経由して行くよりも、フィンランドのヘルシンキ経由の方が距離が829kmほど短く、同じ国であるドイツの空港を経由するよりもヘルシンキ経由の方が時間も速い!ベルリン以外にもデュッセルドルフ、プラハ、ブダペスト、ワルシャワなど、日本企業の欧州拠点が多い都市や、近年観光需要が高まっているクロアチアのドブロブニクや、スペインのバルセロナなどに、フィンエアーなら最短最速で到着できるのだ。※出発日および日本国内の出発空港(成田、名古屋、関空)によっては、最短最速で到着可能な欧州内都市が変更となる場合がある。
フィンエアーの充実したアジア路線網
世界一周の旅行計画で注目したいのは、フィンエアーのヘルシンキとアジアを結ぶ直行便の数。今回のバンコクと日本以外に、ソウル、デリー、シンガポール、香港、北京、上海、重慶と合計11都市にアジアの主要都市にも就航していて、世界一周の旅程で欧州大陸とアジア間の移動に利用しない手はない。2013年6月にはベトナムのハノイ、中国の西安への直行便も開設予定。
詳しくはコチラ


長距離フライトでも快適な、完全独立フルフラットシート
(弾丸乗り継ぎ第1便:バンコク→ヘルシンキ)

フィンエアーのビジネスクラスは1列おきに2-2-1、1-2-1となる珍しい配列で、今回は事前に窓際の1列1席のシートを予約していたので、隣を気にせずプライベート感覚で過ごす事が出来た。1人でゆっくり過ごしたいビジネスマンには特にお薦めだ。(機材によっては異なる場合もある)

シートは最新型のフルフラットで、ベッドに限りなく近い寝心地は今回のような長距離フライトや夜行便でも疲労回復と目的地に到着後の体調の維持管理に大きく貢献する。機内ではタイ人の男性客室乗務員が飲み物とおいしいコース料理をテキパキと提供してくれた。女性乗務員にはない、凛とした立ち振る舞いと、時折見せる物腰の柔らかさと笑顔に好感が持てた。
ロングフライトの中、フレッシュな視覚・触覚的雰囲気をかもし出すマリメッコ社製の食器や、イッタラ社製の特徴あるデザインのワイングラス、そして前菜メニューに提供された伝統料理「サパス」などについて、サービス中に丁寧に紹介してもらい、勉強になった。
シートマップの詳細はコチラ

「Marimekko for Finnair」
  • 外装、食器、クッションまでマリメッコの飛行機
2013年春より、フィンランドを代表する人気ブランドであるマリメッコとコラボレーション開始。
詳しくはコチラ

機内食の楽しみ方
機内食のリクエストはわがままに
機内で睡眠を優先したい時やお腹が空いていない場合には、フルコースを簡素化した「エキスプレスミールサービス」や、好きな時間に食事をするなど、乗務員にわがままにお願いすると良い。また、ロングフライトでちょっと小腹が空いたときには、カップ麺、サンドウィッチなども用意されている(日本航空の長距離便では、好きな時に食べられるAnytime you wishメニューが用意され、カレー、うどん、丼ものなどが選べる)。
さらには、ギャレーの横に各種スナックや飲み物などを揃えたビジネスクラス専用の「スナックバー」も設置されていることが多いので体のストレッチングも兼ねてのぞいてみよう。
日本人にも優しいヘルシンキ空港で一息
バンコクから11時間のフライトも、快適なサービスと機内空間のおかげであっという間の感覚で、定刻通り15時20分にヘルシンキ空港に到着。
飛行機を降りると、フィンエアーの空港スタッフ「Markku」さんがスタンバイしてくれていた。次のフライトまで70分しかなかったが、最短の乗り継ぎ可能な時間を35~40分と設定されているだけあって、空港やラウンジを案内してくれた後、余裕で次のデュッセルドルフ行きのフィンエアーの出発ゲートに到着することができた。
ヘルシンキ空港はターミナル1と2が直角に交わったコンパクトな作りで、「乗り継ぎ」に主眼を置き、全てのゲートを一本の直線上に置いて移動距離を短縮した設計になっていて、これにより欧州で最短クラスのMCT(Minimum Connecting Time) 35~40分が可能になっている。空港内の案内標識も日本語併記、日本語スタッフも空港内にスタンバイしているなど、日本人にも優しい空港なのが大変好印象だった。
但し、乗り継ぎの際、ヘルシンキで入国審査を必要とする国(シェンゲン協定加盟国)に向かう便と、ヘルシンキで入国審査を必要としない国(その国に到着した後で実施する非加盟国)に向かう便で出発ゲートやラウンジが分けられていて、その間は自由に行き来はできないので注意。乗り継ぎ便のゲート番号は空港内のモニター、またはゲート24と32Aの間にある、「乗り継ぎサービスデスク」で確認できる。また、ヘルシンキから日本に直接帰国する場合は、日本人専用の自動化ゲートも利用可能だ。

コンパクトながらも、空港内には北欧デザインの小物やサンタクロースグッズを売るお店やムーミンショップなどが軒を並べるショッピングゾーンがあり、お土産を買い求めるお客様で賑わっていた。


北欧家具とマリメッコに囲まれた空間「フィンエアーラウンジ」
案内された「フィンエアーラウンジ」は、落ち着いた色使いの広い空間の中に洗練された北欧家具が並び、バンコクからの機内同様、グラスやカップはイッタラやマリメッコ製と「デザインの国」北欧らしく目に見えるものがシンプルなデザインながらも、お洒落で可愛い品々に囲まれた上質なリラクゼーション空間となっていた。
ラウンジ内で印象的だったのは、置くだけで携帯電話の充電が出来る充電ポイント「Powerkiss」。さすがNOKIAの本拠地。ラウンジ内はもちろん、ターミナル内でも無料のワイヤレスインターネット接続が利用可能だ。
フィンエアーの日本語サイトはコチラ
ヘルシンキ空港での乗り継ぎについてはコチラ
続いて、エア・ベルリンのハブ空港、デュッセルドルフへ!
(弾丸乗り継ぎ第2便:ヘルシンキ→デュッセルドルフ)

もう少しゆっくりしたい気持ちを抑えて、16時30分出発のデュッセルドルフ行きのフライトに乗るために、搭乗ゲートへ。
このフライトもバンコクから乗ったフィンエアー便だが、短距離路線で小型機ということもあり、今までのようなフルフラットシートではなく、エコノミークラス席の前方を簡易的にカーテンで仕切り、窓から横3席の真ん中を空けただけのシートだった。1時間のフライトながらも、ミールサービスが実施され、あっという間に、デュッセルドルフ空港に到着。ただし、15分遅れの到着だったため、今日最後の乗り継ぎフライトまで、なんと50分と再びハードな乗り換えとなった。しかし、ここでも2012年3月にワンワールド アライアンスに加盟したエア・ベルリン広報の「マルカス」さんに空港内の案内を事前にお願いしてあったので、同社の乗り継ぎカウンターやラウンジを30分ほどで見学し、本日3便目のロンドン行きの便に間に合うことができた。

エア・ベルリンについて エア・ベルリン
ヨーロッパ路線に強いエア・ベルリン
エア・ベルリン(Air Berlin)は、ドイツ第2位の規模の航空会社で、2012年3月にワンワールド・アライアンスに加盟。ベルリン、デュッセルドルフ、パルマ・デ・マヨルカ、ウィーン※をハブ空港として、ヨーロッパ各都市に多く就航するほか、北米、カリブ海諸国、アフリカなど、現在40ヶ国、160以上の都市にフライトを運航している。(うちドイツ国内は23都市)
※子会社のニキ航空のハブ空港
自称LCCとは思えない、エア・ベルリンの充実サービス
LCC(ローコストキャリア)と自称するものの、機内食・ドリンク、機内エンターテインメントの無料提供や、他の加盟航空会社とのマイルの相互積算や上級会員の相互認識と特典の相互提供、そして今回見学したラウンジサービスや乗り継ぎ旅客の支援など、ワンワールド アライアンスで規定された共通実施サービスの内容をすべての便と空港で提供。
バンコクから18時間の移動、最後のフライトは珍しいプロペラ機
(弾丸乗り継ぎ第3便:デュッセルドルフ→ロンドン)

今日最後に乗る機材はなんとプロペラ機!エア・ベルリンの鮮やかな赤の塗装がそのユニークな機体フォルムをカッコよく引き立たせていた。

欧州内の短距離便はエコノミークラスのみの機材が多いため、今回はビジネスクラスのチケットでも実質ダウングレード(差額の払い戻しはなし)で、エコノミー席の搭乗となったが、シートは革張りで高級感があり、前の席とのシートピッチも広めでそれほど窮屈な感じはしない。ドイツの「LCC」と宣言しながらも、あえてワンワールド アライアンスの厳しい加盟条件をクリアして仲間入りしたエア・ベルリンの品質へのこだわりを感じた。

19時にデュッセルドルフを出て、約2時間のフライトで、19時20分にロンドンのスタンステッド空港に到着。(西周りで飛ぶと、時差の関係でなかなか時間が進まないので1日が長い。朝バンコクを出発してからこの時点で実に17時間半も経過していたのだ!)


ロンドンといえばヒースロー空港が有名だが、その他に、ガトウィックやスタンステッド、ロンドン・シティ、ルートンといった5つの空港があり。スタンステッド空港は、ロンドン市内の北北東に位置し、やや離れているが、主にLCCが多く就航している空港である。





無事に弾丸乗り継ぎを達成!
スタンステッド空港から市内へは、疲れた体に鞭を入れ、空港案内所で教えてもらったシャトルバスで移動。1時間ほどでロンドン中心部の「ストラットフォード駅」に到着し、地下鉄に乗り換えて、やっと本日のホテルに到着。まるでゴールインしたマラソンランナーのような気分。多くのワンワールド アライアンススタッフの支援・連携に感謝。

翌日待ち受ける、今回の弾丸取材前半の最大のハイライトに思いを馳せて・・・という暇もなく、3連続フライトの弾丸乗り換えを無事成し遂げた安堵感と、バンコクから約20時間のハードな移動の疲れで、気付けばいつの間にかベッドで眠りについていた…。