【太平洋横断】 23時間超の遥かなる太平洋横断

【太平洋横断】 23時間超の遥かなる太平洋横断

世界一周ルート
ニューヨークからシドニーへの直行移動は、ウルトラロングフライト!
弾丸取材14回目のフライトは尾翼のカンガルーがシンボルのカンタス航空の特別なフライトだ。 昨夜はサンパウロからニューヨークまで夜行便で10時間と長かったが、今夜のQF108便は、途中でロサンゼルスに3時間寄港するものの、地球を約半周して、ニューヨークから真裏のシドニーまで行く、飛行距離が合計9,947マイル、所要時間が合計23時間超のワンワールド屈指のウルトラロングフライトなのだ。マイルの積算も相当期待できる!

ちなみに2014年夏期スケジュールにおけるワンワールド アライアンス内での無着陸による最長のフライトは、カンタス航空が運航するシドニー=ダラスフォートワースのQF007便(8,586マイル、約15時間25分)。 この便は2014年夏期スケジュールにおいて「飛行距離世界一」の無着陸定期便でもある! 「飛行時間世界一」の無着陸定期便はデルタ航空のヨハネスブルグ発アトランタ行き直行便で17時間!

ワンワールド・エクスプローラー・世界一周運賃は「大陸制運賃」なので距離を気にせず、このような超長距離便もどんどん旅程に組み込めて、マイルも多く貯められるのだ! さらに、ビジネスクラス運賃ならば長い飛行時間も優雅に過ごすことができ、ボーナスマイルも加算基準が大きいのでドンと加算されるのだ!

エクスプローラー世界一周運賃で1区間とカウントされる経由便を有効活用しよう!
同じ便名なら、途中経由地に立ち寄りでも1区間扱いに。(※同じ日の便に限る)
エクスプローラー世界一周運賃で1区間とカウントされる経由便を有効活用しよう! 世界一周運賃では、途中どこかの空港に立ち寄る場合でも、同じ日の便であれば、寄港(経由)地の前後で便名が変わらず1つのフライト便名で予約が取れる場合は1区間とカウントしてOK。

●今回のニューヨーク→(ロサンゼルス経由)→シドニーも、同じ日の同一便名(QF108)のため、無着陸の直行便と同じ扱いで1区間とカウントされるので、区間数をセーブしてより多くのマイルを貯めたい人や、複数の空港に立ち寄りたい人は、同一便名の経由便を多く組み込んだルートを考えてみても面白いだろう。


●同じ便名の経由便が運航されている場合のマイル加算の注意事項
同じ区間で同じ航空会社が直行便を運航している場合は、直行した場合と同じマイル数しか加算されないので注意。
こだわりのワインとロックプール監修のメニュー、そしてロングフライトのゆったりした時間の流れが奏でる機上の優雅すぎる食事
QF108便の機材はボーイングB747-400で、ビジネスクラスは1階のメインデッキと2階のアッパーデッキに分かれていて、今回はメインデッキ(1階)よりもプライベート感のあるアッパーデッキ(2階)の窓側の席を事前指定しておいた。

2-2のシート配列に24席のシートが広がっていて、2/3ぐらいの席が埋まっていた。 2階席の窓側の座席は窓側に蓋付きの大きな小物入れがあり、フライト中に使いたい物を中に入れられるだけでなく、ふたの上に物を置いたり、足を投げ出せて快適だ。
座席について一息ついていると、男性の客室乗務員が挨拶にきて、笑顔でウェルカムドリンクのシャンパンを注いでくれた。

さて、カンタス航空といえば、権威ある賞「Sommelier in the Sky」を受賞するなど、機内で提供するワイン、シャンパンについて強いこだわりを持ち、ソムリエ資格をもつ客室乗務員も数多く乗務している。
特筆すべきは、70種類以上のワインが掲載されている別冊メニューがあるのだ! スペースの制限からさすがにすべては搭載されていないが、せっかくなので乗務員お薦めの、オーストラリア産赤ワインを飲んでみた。
お酒の弱い自分には贅沢すぎるほど、幾重もの芳醇な香りが口の中に広がり、飲んだ後も喉越しに鼻に抜ける香りの余韻も長かった…。
シドニーの高級レストラン「ロックプール」のオーナーシェフであるニール・ペリー監修による季節のコースメニューは、サラダとホウレンソウのスープでスタートして、メインディッシュにはトマトとバジルのパスタ、そして最後のデザートはチョコレートケーキで締めくくられた豪華な内容であったが、ニューヨークで早朝から食事を控えて良く動き回った弾丸日程に耐えたお腹にあっという間におさまった。

ニューヨークから約6時間の飛行時間を終え、ロサンゼルス空港には予定より20分ほど早い21時30分に到着。 次のシドニーまでの区間はさらに15時間超の座りっぱなしのフライトなので、機内から出て足腰を伸ばしてリフレッシュできる貴重な地上滞在だ。 ベルトサインが消えると、乗務員の指示に従い、機内の荷物をすべていったん持ち飛行機から降りた。

再出発が2時間半後の深夜0時であることを搭乗ゲートの電光掲示板で確認して、空港内にあるビジネスクラスラウンジへと向かった。 今回のようなウルトラ長距離便の場合、出発前だけでなく、途中の寄港地での待ち時間に搭乗ゲートの固い椅子に座って待つのではなく、ラウンジで優雅に過ごせるのもビジネスクラスの大きなメリットである。
つかの間のロサンゼルス寄港。北米大陸に別れを告げ、再び赤道を越えて南西太平洋大陸へ15時間超のロングフライト
ここロサンゼルス空港には、ターミナル4にアメリカン航空のアドミラルズクラブやフラッグシップラウンジなどがあるが、今回到着したトム・ブラッドレー国際線ターミナルでは、出発フロアの上の5階の一角にワンワールド アライアンスの共用ラウンジがある。

早速、カウンターで搭乗券を見せてワンワールド アライアンス・ラウンジの中に入ると、縦長で広いスペースが奥まで続いており、深夜だったが、キャセイパシフィック航空の香港行きのような深夜発のフライトと時間が重なるため、お洒落なチェアーと長椅子はたくさんの人で賑わっていて、スタイリッシュなバーにはワインやビール(アサヒのスーパードライもあり)、ソフトドリンクはもちろん、ビジネスクラスラウンジには珍しく複数のシャンパンがラインナップされていた。
軽食コーナーも充実していて、スナックやサラダの他、中華料理、メキシカンフード、焼きそば、そして、日清のカップラーメンなどもあり、嬉しそうにカップにお湯を入れている日本人もいた。 ラウンジのサイドには10台以上のパソコンがずらっと並んでいるPCスペースや、奥の個室にはシャワールームも完備されていて、今まで訪問したラウンジの中でも、上位にランクするほど食事や設備が充実していた。

ラウンジ内で軽食をとり、日本語が表示可能なPCでネットサーフィンをしてくつろいでいると、あっという間に搭乗時間の20分前となり、急ぎ搭乗ゲートへ戻った。 大きな荷物はニューヨークからスルーでシドニーまで預けることが出来たため、直接ボーディングゲートで搭乗券を見せて、ビジネスクラスの優先搭乗レーンから飛行機に再び乗り込むだけである。

機材はニューヨークから乗ってきたものと同じ飛行機で、席も同じだったのでまるで自分の部屋に帰ったような気分で、これからここで過ごす15時間超のロングフライトに備え、荷物と座席周りを整理した。 世界一周航空券のバックトラック(再訪問)特認ルールで2度訪問できた北米大陸ともいよいよこれでお別れだ。 昨日サンパウロから北上し今回アメリカ大陸を横断し、再び南半球に移動と、地球の表面を文字通り縦横無尽に連続して移動している自分を想像しながらのロサンゼルスからテイクオフとなった。
このような贅沢な空の旅ができるエクスプローラー・世界一周運賃に感謝だ。
カンタス航空の「空飛ぶゆりかご」は、本当に快適だった
カンタス航空のシートは「上空1万メートルの空飛ぶゆりかご」のキャッチコピーの通り、スカイベッドと呼ばれている「まゆ型」のシートで、アームレストに取り付けられたタッチコントロールを操作して、一人一人のサイズに合わせてシートの傾斜やフットレストの角度調整が可能で自分好みのシートポジションを確保できるのだ。 足元と前席の間は152cm、リクライニング時でも61cmもスペースがあり、ゆったりとした作りで、かなり快適性が高い。(窓側の席から通路に出たい時に大変助かる)
さて、ロサンゼルスを再出発したのが深夜0時で、シドニー到着は現地時間早朝6時の予定だが、フライトタイムは15時間超と今回これまで乗った中では最長の飛行時間だ。 (ちなみにロサンゼルス→成田は12時間) 機内で配布されたカンタス航空のオリジナルパジャマ(ジャージ)に着替えて、シートをライフラットの「ベッドモード」にして、すぐに就寝モードに入った。

しっかり眠ったと思い、時計を見ると到着までまだ8時間以上もあった。 2本目の映画を見て残り6時間、3本目の映画を見て残り4時間、そして、4本目の映画を見終わったところで、機内が明るくなり、朝食のサービスが始まった。

映像も音も使いやすさも進化
進化するビジネスクラスの機内エンターテインメント
ビジネスクラスの機内エンターテインメントの急激な進化で自分の座席が「プチシアター」に
  • モニタースクリーンの大型化
  • 液晶スクリーンの高画質化
  • 途中停止、巻き戻し、早送りが自由自在(別の番組を見て、再度選択すると最後に中断したところから見ることも可能)
  • ノイズキャンセリング機能つきのヘッドフォンのサービス
  • 番組の充実化(映画は音声と字幕の有無を選択して外国語の勉強も!)
  • USBポート端子で自分の画像データも接続して見れる
  • 座席空間の「個室化」、座席の調整機能の進化
見たい映画や番組の長さと到着地までの飛行時間を調べて途中で終わらないことを注意すると良い。
同じ航空会社で同じ月に搭乗する場合、同じ視聴メニューであることが多いので注意。(特に同じ区間や路線の場合)
いつしか飛行機の座席というより自分の部屋のような愛着が
朝食は事前に配布されたカードに、飲み物からサラダ、ヨーグルトなど、まるでルームサービスのように、希望するメニュー欄にチェックを入れておけば、朝食の時間に希望した料理が出てくるというプレオーダーシステムだ。 ついつい、たくさんチェックを入れてしまい、ボリュームたっぷりの朝食メニューとなった。(ちなみに、成田発着便では「おにぎり」が選べるらしい…)

所要時間23時間、機内食3回、映画鑑賞4本を満喫したウルトラロングフライト、そして自分の部屋のように慣れ親しんだ座席で過ごす時間もいよいよフィナーレ… 雲ひとつない眼下には朝日を浴びて映える世界遺産で有名なオペラハウスとハーバーブリッジが見えてきた。(下写真中央上部) 今回の世界一周旅程の5番目の大陸、オーストラリア大陸の最大都市シドニーに到着だ。

シドニーとニューヨークの間では時差が14時間あるため、ニューヨークを出発してから日付はなんと2日進んでおり、浦島太郎になって地上に降りたような不思議な感覚だ!

疲れを溜めない、残さないのが一番
長距離フライトを快適に過ごす10の方法
  • 飛行機に乗ったら、時差ボケを出来るだけ少なくするために、まずは到着地に時計を合わせて、現地タイムを意識して機内で過ごそう!
  • 事前座席指定できる場合は、活用して通路側、窓側など自分が気に入る席を早く確保しよう!
  • 保温力があり、動きやすいルーズな服装に着替えよう!(長袖のTシャツ、ベストやジャージなどが良い)
  • 保湿(特に喉と鼻)、防音、安眠対策のグッズを活用しよう。特にビジネスクラスで配られるコスメティックキットは必須だ!
  • 乗務員に追加のピロー(枕)や毛布をもらい、腰や肘の下に入れて、ゆったりとした姿勢を確保しよう!
  • こまめに水分補給と適度なストレッチングをして血行促進を心掛けよう!
  • たまに離席して機内散策、そして乗務員に気軽に声をかけて談笑してみよう!※着席の指示が出ていないことを確認して実施ください。
  • 食べすぎ、飲みすぎに注意しよう!(機内の気圧は地上の3分の2のため、酔いの回りも早い…)達人のポイント:出発004参照
  • 機内エンターテインメントを満喫しよう!(最新のハリウッド映画も良いが、古い名作や海外の作品をじっくり鑑賞するのも良い)
  • リクエストベースのサービスを利用しよう!(好きな時間に好きな飲み物、料理、スナックをリクエスト)いつ何が注文できるかは乗務員に尋ねてみよう!